アンビリバボー さるとうウイルス 天然痘 ウイルス プレーリードッグが感染源
こんにちは。テレビ番組放送に先立ち番組の見どころ、お取り寄せ情報を紹介する当ブログですが、
今回ピックアップする番組は「奇跡体験!アンビリバボー 全米を恐怖に陥れたサル痘ウイルス騒動と感染爆発と闘っていた人々」2015年6月11日(木) 19時57分~20時54(フジテレビ系列)です。
放送内容 殺人ウイルス天然痘ウイルス
独眼竜で知られる戦国武将伊達政宗が右目の視力を失ったのは
幼い頃かかった「天然痘ウイルス」(てんねんとう)の後遺症と云われています。
「天然痘ウイルス」とは、頭部、顔に大きな発疹のブツブツ(丘疹)が出来、
やがて呼吸器の様な内臓にも広がり
肺が侵されると死に居たり、感染者の40パーセントが死においやられた恐ろしい病気です。
20世紀に感染患者5億人を死に追いやった殺人ウイルスですが、
1980年5月8日にWHOは根絶宣言を発し収束しサンプルを除けば
自然界には存在しなくなったと云われています。
しかし、2003年死滅した筈の「天然痘ウイルス」が全米に・・・。
2003年5月20日、ウイスコンシン州のある家庭の3歳の少女が、白っぽい発疹の為
病院に運ばれます。
その後、発熱、発疹の化膿の症状が現れ、その後、母親自身と夫にも伝染しました。
検査の結果、死滅した筈の「天然痘ウイルス」との報告が
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)に齎され、少女は隔離病棟に送られます。
少女の家の周辺は消毒作業が行われますが、実は全米に広がっており、
800km離れた場所でも発病が確認され、他にも37件もの患者が「天然痘ウイルス」にかかった疑いが・・・。
全米に広がった事から、
死滅した筈の「天然痘ウイルス」が現れたのは研究機関からウイルスが持ちだされ
バイオテロに使われたのでは?
との疑いが出てきました。
その「天然痘ウイルス」と思われたウイルスの本当の正体は・・・
また感染源とは?
みどころ 本当のウイルスの正体と感染源は?
感染した患者には、ある共通点が有りました。
一番最初に天然痘ウイルス感染した少女は、
母親が買ってきた2頭のプレーリードッグの内1頭に噛まれたのが
ウイルス感染の原因でした。
その「天然痘ウイルス」と思われたウイルスの本当の正体は、
「サル痘ウイルス(さるとう・モンキーポックス)」でした。
名前はサルの名前が付いていますが、このウイルスを媒介するのは
齧歯類(げっしるい)と呼ばれる、リス亜目、ネズミ亜目、ヤマアラシ亜目など
から媒介されるウイルスです。
実は、「サル痘ウイルス」に感染した多くの患者は、
同じペット業者からプレーリードッグをペットとして購入しており
プレーリードッグとの接触により「サル痘ウイルス」に感染したのでした。
この業者が、アフリ・ガーナから輸入したリス、ネズミ、などから
プレーリードッグが感染し 人間二次感染したのです。
※サバンナオニネズミ(ガンビアンラット)、アフリカヤマネ、キリスから感染が確認されたとの事です。
「天然痘ウイルス」と「サル痘ウイルス」との違いは
「天然痘ウイルス」は人間の間だけで感染するウイルスで
「サル痘ウイルス」は、「狂犬病」の様に人獣共通感染症です。
「サル痘ウイルス」はアメリカには存在しないウイルスでしたが、
中央アフリカと西アフリカの熱帯雨林周辺にしか存在しないリスを媒介とする
「サル痘ウイルス(モンキーポックス)」がアフリカから輸入された
げっしるい→プレーリードッグを媒介として全米に拡散したのでした。
感染経路は、人間同士の感染は稀で、主に感染源の動物に噛まれたり、
感染動物の発疹に触れてしまったり、
血液、体液からの感染が原因です。
※画像は刺激が強すぎる為割愛しました。
まとめ
時期的に韓国MERS騒動の最中放映される今回の内容は、
正しい知識で冷静にウイルスに対応しようと言う警鐘とも感じます。
放送内容は何ヶ月も前から決まり編集されますが
これほどタイムリーな内容は無いですね。
今回は当ブロクをご覧頂きありがとうございました。
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