アンビリバボー ブライアン・バンクス 冤罪の婦女暴行事件後無実を証明しNFLのプロアメフト選手への奇跡 動画 7月21日
アンビリバボー(2016年7月21日)はNFLのプロアメフト選手を目指す高校生ブライアン・バンクスが捏造された婦女暴行事件で服役後、冤罪が証明され、プロアメフト選手に合格した奇跡のストーリーが紹介されます。
ブライアン・バンクス
NFLのプロアメリカンフットボール選手を目指すブライアン・バンクスはカルフォルニアのポーリー高校卒業後、アメリカンフットボールの名門強豪大学の南カルフォルニア大学から奨学生として推薦入学の誘いがあるほどの才能ある選手でした。
しかし、2002年一瞬にしてその夢は崩れ去りました。
なんと高校の女友達ワネッタ・ギブソンを誘拐し暴行した容疑がかけられ逮捕されました。
その容疑は婦女暴行罪と誘拐
身に覚えの訴えでしたが、ブライアン・バンクスは、刑務所で※41年間の生活を取るか?刑務所で5年間の収監を取るか?の選択を迫られました。
※(41歳までの収監と訳すべきか?)
ブライアン・バンクスは同意の上での行為だったと主張しましたが、「誘拐でも訴えられており、誘拐の容疑でも有罪となれば、終身刑もあり得る」と弁護士に説得され5年間服役の司法取引を選びました。
ワネッタ・ギブソンが学校と教育委員会を訴える
ポーリー高校を管轄するロングビーチ教育委員会を「高校のキャンパスが安全な環境ではなかった」と訴え示談金150万ドルを受け取りました。
刑期を終えたブライアン・バンクスは絶望の淵に・・・
ブライアン・バンクスは5年後出所しますが、出所後も性犯罪者のリストに登録されて、足首にGPS付きの電気ブレスレットの着用され5年間保護観察を義務付けられました。
就職したくても性犯罪者リストに登録されている為か職も見つからず、プロフットボーラーの夢を絶たれ、絶望するブライアンでしたが思いがけないチャンスが・・・
facebookがキッカケで冤罪が証明!
2011年2月、なんとワネッタ・ギブソンがfacebookでブライアン・バンクスに連絡をして来ました。
そして、ブライアン・バンクスに対する訴えは捏造だった事を明かしたのでした。
実は長い間、ワネッタ・ギブソンは罪悪感に苛まれていたのでした。
ブライアン・バンクスはワネッタ・ギブソンと再会を約束し、友人の父親の探偵に相談し立会人になって貰うことになりました。
そして面会は探偵の事務所で行われました。
実は事務所には小型のカメラ、ペン型のカメラ、ボイスレコーダーが隠されており、その会話内容を隠し撮りし、その動画が証拠となり、2012年5月23日冤罪が証明され、ブライアン・バンクス選手は無罪を勝ち取り犯罪歴は取り消されました。
ワネッタ・ギブソンが事件の捏造を証言した動画
※英語版 1分10秒あたりが証拠となった動画です。
その内容は
探偵:レイプされたか?
ワネッタ:されていません。
探偵:誘拐されたか?
ワネッタ:されていません。
とはっきり答えていたのでした。
実はこの冤罪事件はワネッタの母ワンダ・ローズの入れ知恵だったのでした。
撮影した探偵の説明動画(英語版)
※冒頭に30秒間CMが流れます
ワネッタ・ギブソンの結末
レイプを偽証しロングビーチ教育委員会から150万ドルを受け取ったワネッタ・ギブソンと母親は裁判を起こされ、2013年6月14日、260万ドル(約2億5千万円・示談金の150万ドル+弁護費用+懲罰的損害賠償)をロングビーチ教育委員会に支払う判決を受け全財産を失いました。
27歳にしてNFL選手になる夢が叶う奇跡が!
無罪を勝ち取った年、NFLチーム、シアトル・シーホークスのピート・キャロルヘッドコーチからトライアウトのミニキャンプに参加しないか?と連絡が有りました。
このピート・キャロルヘッドコーチこそ、2002年南カルフォルニア大学へ推薦してくれた恩人だったのでした。
殘念ながらシアトル・シーホークスとの契約は長年のブランクが祟った為か要求を満たせず結びつきませんでしたが、新興リーグUFLのラスベガス・ロコモティブズと契約し2試合に出場(経営困難が原因で10月にリーグが中断)、そして、2013年4月3日、遂にNFLアトランタ・ファルコンズと契約を結びました。
The Falcons have signed LB Brian Banks today. #RiseUp pic.twitter.com/WlhcrqSEDD
— Atlanta Falcons (@AtlantaFalcons) 2013年4月3日
その後のブライアン・バンクスの人生は?
念願のNLFプロアメフト選手として契約しましたが、生存競争の厳しいアメフトの世界は厳しく、選手登録枠(ロースター)の最終枠には残れず選手としては解雇となりました(ロースターカット、戦力外)。
しかし、NFLの審判部門で採用され、その他の活動として冤罪についての講演活動も行っています。
そしてプライベートでは、結婚が決まったのでした。
ブライアン・バンクス冤罪強姦事件の映画化
この冤罪事件は感銘を受けたリー・ダニエルズ監督により映画化されるとの事です。
監督:リー・ダニエルズ 代表作「プレシャス」「大統領の執事の涙」
映画タイトル:The Brian Banks Story
まとめ
NFLジャパンによるとアメフト選手の選手生命は短く、怪我や生存競争が激しかったりで、30代まで現役を続けられる選手は少ないそうです。
2016年現在30歳ですから選手として貴重な時間を失ったのが悔やまれます。
それにしても捏造とは言え、1億円以上の示談金が支払われるなんて恐ろしい告訴社会ですね・・・
事件を捏造したワネッタ・ギブソンを訴えることも出来たでしょうが過去の事に拘らず、夢に向かって前を向いて歩くブライアン・バンクス選手の人生って素敵ですね。
※FLjapan
http://www.nfljapan.com/headlines/2816.html
本日は、当ブログをご覧頂き有難うございました。
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