アンビリバボー ダニ麻痺症 メテニー夫妻の愛犬オリーは安楽死を免れた!9月1日 謎の病魔SP
アンビリバボー(2016年9月1日放送)は、明日、私たちの身に襲いかかるかもしれない“謎の病魔”SP、愛犬のオリーとメテニー夫妻がキャンプを楽しんだ後、シェトランド・シープドッグのオリーは体調を崩し、獣医も原因が分からずこのままだと安楽死を選択するしかありません・・・。
オリーを襲った病気とは?
18歳のブランディーという少女を襲った病気との関連は?
そして、2004年、同じドナーから臓器の移植手術を受けた18歳のジョシュアと2人の友人を襲った病気は狂犬病でコウモリが関係していた?
3人を襲った病魔とは?
▶▶ 病魔SPもう1本の病魔SP 2004年、同じドナーから臓器の移植手術を受けた18歳のジョシュアと2人の友人を襲った病気は狂犬病でコウモリが関係していた?
オリーを襲った“謎の病魔”あらすじ
2016年5月、アメリカのオレゴン州ポートランドで、アル・メテニーさん夫妻は、愛犬の10歳のオスのシェトランド・シープドッグ「オリー」とキャンプを楽しんでいまいた。
しかし、アル・メテニーさん夫妻は、1週間後絶望の淵に立たされます。
愛犬の「オリー」が歩行困難に陥り、それだけでなく、餌を食べる事も水を飲むことも出来なくなっただけでなく、排泄もできなくなり、全身が麻痺するという信じられない症状を発したのでした。
動物病院に飛び込みますが獣医のアダム・ストーン医師も懸命の検診にも関わらず、原因は分からず、いたずらに時は経ち、オリーの様態は悪化し衰弱していくのでした。
残された道は安楽死?
アル・メテニーさん夫妻は決断を迫られました・・・。
病気の原因も分からないままで衰弱していくオリー・・・。
このままでは衰弱死してしまいます・・・。
アル・メテニーさん夫妻は、愛するオリーが苦しんでいる姿をこれ以上見ることは耐え難い事でした。
アル・メテニーさん夫妻はオリーの安楽死を選択します・・・。
動物病院の学生インターン生が奇跡を起こす!
オリーの安楽死の日が訪れました。
処置の助手である学生インターン生がニーナ・ゴールデンさんはオリーを落ち着けようとオリーを撫でている所、奇跡が起こります!
ニーナ・ゴールデンさんはオリーを撫でていた所、耳の裏に違和感を覚えます。
耳の後ろの厚い被毛の中にできた塊に気付きました。
それは・・・ダニでした!
ダニがオリーの耳の裏に寄生していたのでした!
オリーを苦しめていた病気はダニ麻痺症と判明!
アダム・ストーン医師はダニ麻痺症と判断しました。
アダム・ストーン医師はダニ麻痺症の存在は知っていましたが初めて見た症状で気づかなかったとの事でした。
安楽死処置は、オリーの全身の毛を剃るという処置に代わりました!
そうです。全身の毛を剃って寄生するダニを駆除するのです!
アル・メテニーさん夫妻は10時間後元気になったオリーと再会する奇跡が起きたのでした。
奇跡をおこしたインターン生がニーナ・ゴールデンさんは、
「自分のキャリアでダニまひ麻痺症の処置をするのは今回きりかもしれないが、オリーを助ける事が出来て良かった」
とオリーを救った喜びをかたりました。
ダニ麻痺症とは?
ダニが犬や猫に寄生し、血を吸い取る時に分泌する唾液から
ダニ麻痺症は、ダニの唾液中毒素によって発症すると考えられ、麻痺は通常ダニの除去後24時間以内に消滅する。
引用元:一般財団法人 国際医学情報センター ダニ麻痺症例-コロラド州、2006年
ダニ麻痺症人間も感染する?
症例は少ないですが、感染例も報告されています。
人間に感染した実例
今回アンビリバボーで紹介されるケースは、今から16年前の1988年当時18歳のブランディーという少女の感染事例が紹介されるそうです。
※この件は放送終了後追記いたします。
一般財団法人 国際医学情報センターによると、2006年アメリカのコロラド州で、6歳の少女は髪の生え際にダニが寄生、86歳男性は背中にダニが寄生、78歳女性は、髪の生え際下の首後部にダニが寄生、58歳男性は、背中にダニが寄生していた事が確認されました。
引用元:一般財団法人 国際医学情報センターダニ麻痺症例-コロラド州、2006年
ダニ麻痺症に感染するとどうなる?
急性の上行性弛緩性麻痺(しかんせいまひ)を発症し、筋肉がぐにゃぐにゃとなり特に歩行が困難になり、食事が食べにくくなったり衰弱、人によっては錯乱状態も起こります。
※上行性=感覚神経の意味
ギランバレー症候群あるいはボツリヌス中毒症と混同される
引用元:一般財団法人 国際医学情報センター ダニ麻痺症例-コロラド州、2006年
潜伏期間は犬の場合、6~9日間ですが、上記の一般財団法人 国際医学情報センターのデータによると人間の場合、4日で発症が報告されています。
上記の感染者に共通した症状は
・立ち座りや移動が徐々に困難
・食べ物が飲み込みにくくなったとの自覚(嚥下困難)
・衰弱
が共通しており、他には
・顔面筋力低下
・会話不明瞭
・味覚低下
・錯乱
・手のうずき
・口周りの痺れ
などが報告されています。
アンビリバボーで紹介されるブランディーさんは突然、下半身に力が入らないという症状に苛まれます。
ダニ麻痺症の予防は?
上記患者に共通しているのは、山中の草むらでダニに寄生されており、それは散歩やハイキングなどで起こりました。
ワクチンが無いので予防は出来ませんが、人間にもマダニは寄生する恐れがあるので、草むらに入らないのがベストですが、
野山での服装は肌の露出を防げる長袖、長ズボンを着用し、草の上に座る場合は、敷物をひいて、衣類を脱ぐ場合、地べたや草の上におかず、帰宅したら直ぐにお風呂に入って着替えるなどしたいですね。
それから虫よけスプレーも効果が期待されます。
可愛いペットにはマダニとノミの寄生をブロックする防ダニ剤でマダニの寄生を防ぎましょう♪
ペットがマダニに噛まれたら? 取り方、マダニ駆除方法は?
マダニ取り器具 Tick Twisterで取り除けますが・・・
動画では簡単そうに受け取れますが、実際にはダニは逃げるので獣医さんに駆除して貰うのが良さそうです。
他にもマダニが原因の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は生死にも関わる感染症なので気をつけたいですね。
まとめ
今回のアンビリバボー「明日、私たちの身に襲いかかるかもしれない“謎の病魔”SP」は2本立てでどちらもペット特有の病気では無く、人間にも感染、発病する可能性がある病気で生死に関わる病気です。
亡くなられている方もいるので肝に銘じておきたいですね。
アンビリバボー(9月1日)「2004年、同じドナーから移植を行ったジョシュア、ジミーとシェリーを襲った病魔とは?」は別ページに投稿いたしましたのでコチラも併せてご覧下さい。
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